海外から日本で配信されているYouTube動画を見ようとしたら、このように表示されることがあります。
- 「動画を再生できません」
- 「お住まいの地域ではご視聴できません」
- 「この動画は、お住まいの国では公開されていません」
- 「動画はこの国でブロックされています」
※逆に日本から海外で配信されているYouTube動画を見たときに表示されることもあります。
「何か悪いことでもしたのか?」と不安になるかもしれませんが、安心してください。
他にもこうした表示が出て困っている人は、少なくないからです。
私の嫌いなものランキング第3位
— 前髪アリノ(shu) (@Iknow__Youknow_) September 26, 2021
“この動画は、お住いの国では公開されていません。” pic.twitter.com/TRoqpH7b46
「この動画は、お住いの国では公開されていません。」
— ビー (@hkI9GaJLmH11YaH) March 18, 2021
はぁームカつく!なんでなの???理由教えろや!
この記事では、YouTubeで動画が再生できない理由と、その解除方法について解説していきます。
▼1分でわかるクイックガイド▼
「この動画は、お住まいの国では公開されていません」と表示される理由
「この動画は、お住まいの国では公開されていません」と表示されるのは、地域制限がかけられているからです。
地域制限をかける理由としては、「動画発信者が公開国を限定しているから」、「視聴する国では違法となるコンテンツだから」という2つのことが挙げられます。
動画発信者が公開国を限定しているから
1つの理由は、動画発信者がその動画の公開国を限定しているからです。
公開国を限定する理由はさまざまですが、最もよくある理由が著作権の問題です。
一般的に著作権は、国ごとに運用を決めていきます。
たとえば、日本以外に著作物を展開するときには、国ごとに権利使用料を追加で支払うなどが考えられます。
そうすると、国を超えて無制限にコンテンツを拡大すると、権利者に支払う使用料が莫大な金額になってしまうので、コンテンツを提供する国を限定することで、著作権使用料をおさえているのです。
他には、動画発信者が「日本以外では需要がない」などの理由で、公開しないという選択をしている可能性もあります。
違法なコンテンツであるから
もう1つの理由は、コンテンツがその国では違法になっているからです。
たとえば、日本では公開してもよいコンテンツであっても、海外の国では内容が違法になることもありえます。
その逆に、海外では合法でも日本では違法になることもあるかもしれません。
いずれにせよ、違法か合法からのラインは国によって異なるので、そのせいで動画を見れないこともあり得るのです。
「お住まいの国では公開されていません」に対応する方法はVPN
「この動画は、お住まいの国では公開されていません」と表示される問題に対応するには、VPNが必要となります。
YouTubeがアクセスしている国の判別に使っているのが、IPアドレスです。
IPアドレスとは、簡単に言うとインターネット上の住所です。
この住所は、国ごとに割り振りされているので、IPアドレスを見るだけでどこの国からアクセスしているかわかってしまうのです。
実際にアメリカ・ロサンゼルスからアクセスすると、以下のようにIPアドレスから国と地域が簡単にわかります。
もし、アメリカに居ても、日本に居るのと同じように偽装することができれば、日本限定のコンテンツを見られるようになります。
それを可能にするのがVPNです。
もっと詳しく:VPNとは?【できることは?】
VPNを使って、日本のサーバーに接続すると、YouTubeはIPアドレスから日本からのアクセスだと判別するので、コンテンツを見られるようになります。
VPNを使ったIPアドレスの偽装は、どの国の限定コンテンツを見るときにも使える原理なので、たとえば日本から「韓国限定の動画を見たい」という場合でも使えます。
VPNを使って「お住まいの国では公開されていません」に対応する手順
VPNを使って、「この動画は、お住まいの国では公開されていません」に対応する手順は、以下のとおりです。
- ExpressVPNなどのVPNアプリをダウンロードする
- VPNでアクセスが許可されている地域に接続する
- YouTube動画を見る
- ExpressVPN:高速通信でアプリの操作性に優れた世界最大手のVPN
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- MillenVPN:日本製・日本語対応の安心感が強みのVPN
STEP1:VPNアプリをダウンロードする
ExpressVPNのトップページから「お試しでVPNをはじめる」をクリックします。
その後、料金プラン・支払い方法・決済情報などを入力し、画面の指示にしたがってアプリをダウンロードします。【登録は10分以内に完了します】
申込みプロセスや使い方の詳細は、「ExpressVPNの申込方法・使い方の詳細手順」をご覧ください。
STEP2:VPNでアクセスが許可されている地域に接続する
VPNで、アクセスが許可されている国のサーバーに接続します。
たとえば、海外から日本限定のコンテンツを視聴したいなら、日本のサーバーに接続します。
日本から韓国限定のコンテンツを視聴したいなら、韓国のサーバーに接続します。
STEP3:YouTube動画を見る
VPNでサーバーへの接続が完了したら、「この動画は、お住まいの国では公開されていません」と表示される動画にアクセスします。
これで、動画を見られるようになっているはずです。
なお、公開国に指定されていない動画は、そもそも検索結果から除外されてしまいます。
VPNを使うことで、除外されていた動画を検索できるようになるので、地域外からコンテンツを見るときは、必ずVPNで対象地域のサーバーに接続した状態でYouTubeを使うようにしましょう。
FAQ:よくある質問
YouTubeの地域制限を解除するのにVPNを使うのは違法ですか?
VPNの利用に違法性はありません。
VPNによってIPアドレスを変えることは、合法的な行為だからです。
ただし、ごく一部の国では違法とされているので注意しましょう。
もっと詳しく:VPNは違法か?合法か?【VPNを規制している国】
VPNは接続したままでも大丈夫ですか?
地域制限のあるコンテンツを見る場合は、VPNを接続したままにしておく必要があります。
一方で、地域制限を解除する必要がないなら、VPN接続をOFFにしても問題ありません。
またVPN接続すると、逆に見れなくなる動画も出てくるので(例:VPNでアメリカのサーバーに接続すると、日本だけで配信されている動画は見れません)、その場合はむしろOFFにする必要があります。
YouTubeの地域制限を解除するのに無料VPNを使ってもよいですか?
無料VPNは、運営実態やセキュリティのポリシーが不明瞭なのでおすすめできません。
VPNサービスの運用には多大なメンテナンスコストが必要であるにもかかわらず、無料で提供する理由として、通信データの二次利用(悪用)も疑われます。
クレジットカードの決済情報を盗まれてしまう可能性もあります。
セキュリティポリシーがしっかりしている有料VPNなら、このような心配は不要です。
もっと詳しく:無料VPNの危険性は?有料VPNとの比較
まとめ
YouTubeで「動画はこの国でブロックされています」、「この動画は、お住まいの国では公開されていません」と表示されてしまう理由と、解除方法について解説しました。
- VPNアプリをダウンロードする
- VPNでアクセスが許可されている地域に接続する
- YouTube動画を見る
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