日本企業が運営するVPNサービスでおすすめなのは、お手頃価格でサーバー数が多く、ノーログポリシーを採用しているMillenVPNです。
この記事では、MillenVPN含めた日本企業が運営するVPNサービスについて、各社のメリット・デメリットを解説していきます。
日本企業が運営するVPN6選
日本企業が運営する6つのVPNサービスを紹介していきます。
MillenVPN:最安値(2年プラン)で、サーバーの国と数がダントツ!
運営会社 | アズポケット株式会社 |
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設立 | 2016年 |
価格 | 1ヶ月プラン:1,496円/月 1年プラン:594円/月 2年プラン:396円/月 |
無料お試し・返金保証期間 | 30日間 |
サーバー台数 | 1,300台 |
サーバー設置国 | 50カ国 |
同時接続台数 | 無制限 |
MillenVPNの利用料金は、2年プランにすると月額500円以下の396円/月と最安値で、1年プランでも594円/月でかなりお手頃価格です。
さらに日本の企業運営の中ではダントツのサーバー設置国とサーバー数を持っています。
サーバー設置国が多いと、海外限定のコンテンツを見たい人にとってはその分だけ選択肢が増えることになります。
VPNサーバーは、接続できなくなったり、スピードが遅くなったりすることがあるので、サーバー数が多いと即座にサーバー数を切り替えてリカバーできるので安心です。
MillenVPNはノーログポリシーを掲げているサービス会社でもあります。
ノーログポリシーとは、利用者の閲覧履歴やIPアドレスなどの記録(ログ)を保存しないという約束事です。
ログを取られなければ、閲覧したサイトやダウンロードした情報などを誰にも知られないので、ノーログポリシーはプライバシー保護と匿名性の観点から重要なポイントになります。
日本企業が運営するVPNサービスでノーログポリシーを採用しているのは、MillenVPNとGlocalVPNだけです。
7日間からの短期契約も可能で、ちょっとしたお試しや短期出張などで必要になったときにもピンポイントで利用できます。
30日間の返金保証はつきませんが、長期プランと同様に、同時に10台のデバイスが使えてMillenVPN Nativeも利用できます。
メリット | デメリット |
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利用料金が安い(2年プランは特にお得) サーバー設置数と設置国が圧倒的に多い ノーログポリシーを採用している 無料お試し期間も30日間と長い 同時接続台数も10台までOK 7日間からの短期プランも選べる | 短期の利用だと利用料金が高い |
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MillenVPNの詳細は、以下の記事をご覧ください。
スイカVPN:同時接続台数が50台と圧倒的!
運営会社 | 株式会社MAJ Tech |
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設立 | 2020年 |
価格 | 1ヶ月プラン:1,097円/月6ヶ月プラン:988円/月1年プラン:938円/月2年プラン:878円/月 |
無料お試し・返金保証期間 | 30日間 |
サーバー台数 | 50台 |
サーバー設置国 | 25カ国 |
同時接続台数 | 50台 |
スイカVPNは、日本企業運営のVPNサービスの中で同時接続台数が50台とダントツに多いです。
同時接続台数とは、1つのIDを使って同じ時間にVPN接続できる端末数の最大値です。
たとえば、同時接続台数が5台だと、1つのIDで最大5台の端末を同時間に接続できます。
1人で使う分だけでなく、家族の分を含めても、PC、スマホ、タブレットのように同時使用しても十分問題ない使用台数と言えるでしょう。(50台もあれば、法人としてアカウントを持つこともできます。)
メリット | デメリット |
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同時接続台数が50台と多い(家族や法人での活用に適している) サーバー設置数と設置国が多い 無料お試し期間が30日間と長い | 長期でも短期でも利用料金が割高 市場実績が少ない |
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スイカVPNの詳細は、以下の記事をご覧ください。
セカイVPN:老舗VPN、無料お試し期間が魅力!
運営会社 | 株式会社インターリンク |
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設立 | 1995年 |
価格 | 1,100円/月 |
無料お試し・返金保証期間 | 2ヶ月 |
サーバー台数 | 非公開 |
サーバー設置国 | 10カ国 |
同時接続台数 | 3台 |
セカイVPNを運営する、株式会社インターリンクは、1995年設立で2023年で28年目を迎える日本企業が運営するサービスの中でも老舗の会社です。
無料お試し期間が2ヵ月と圧倒的に長いのが大きな魅力です。
無料期間が長ければ長いほど、余裕を持って通信品質や使い勝手を試せます。
メリット | デメリット |
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無料お試し期間が2ヵ月と最長 長い市場実績がある | 長期でも短期でも利用料金が割高 サーバー設置国が少ない 同時接続台数が3台にとどまる |
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セカイVPNの詳細は、以下の記事をご覧ください。
GlocalVPN:海外からの日本動画視聴に特化したVPN!
運営会社 | 株式会社グローカルネット |
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設立 | 2016年 |
価格 | 1ヶ月プラン:990円/月6ヶ月プラン:825円/月1年プラン:799円/月 |
無料お試し・返金保証期間 | 7日間 |
サーバー台数 | 100台以上 |
サーバー設置国 | 15カ国以上 |
同時接続台数 | 1台 |
GlocalVPNは、海外からの利用者に対し、日本の動画サイトを視聴ことに特化したVPNサービスです。
「もし、見れないコンテンツがあればご相談下さい」と公式サイトにも公言しています。
GlocalVPNもMillenVPNと同じく、ノーログポリシーを掲げているところも魅力の一つです。
日本企業が運営するVPNサービスでノーログポリシーを採用しているのは、MillenVPNとGlocalVPNだけです。
メリット | デメリット |
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ノーログポリシーを採用している サーバー設置数と設置国が多い | 同時接続台数が1台のみ(PC→スマホへ切替時に、VPNを切断する必要あり) 無料お試し期間が7日間と短い 長期でも短期でも利用料金が割高 |
カベネコVPN:ポイント制でフレキシブルな料金体系が魅力!
運営会社 | 株式会社エフネット |
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設立 | 2014年 |
価格 | 1ヶ月プラン:880円/月6ヶ月プラン:580円/月1年プラン:480円/月 |
無料お試し・返金保証期間 | 14日間 |
サーバー台数 | 非公開 |
サーバー設置国 | 4カ国以上 |
同時接続台数 | 4台 |
カベネコVPNは、料金体系にポイント制を使い、使わない日のポイントを自動繰り越しできるのが特徴です。
1日利用するのに10ポイント必要ですが、使わない日があれば最大契約期間の+50%分の期間を自動延長してくれます。
たとえば、1年プランを購入して1年のうち3ヶ月間は日本にいてVPNを使用しなかった場合、実質的には1年3ヶ月間利用できるフレキシブルな料金体系です。
1年プランは、月額500円以下の480円/月と安いのも魅力です。
メリット | デメリット |
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使わなかった分を繰り越せるフレキシブルな料金体系 長期の利用料金が安い(1年プランがお得) | サーバー設置国が少ない |
良之助VPN:短期の利用に最適、3日間~のプランあり!
運営会社 | 株式会社ジェネレイトライン |
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設立 | 2016年 |
価格 | 3日間プラン:170円1週間プラン:340円2週間プラン:510円3週間プラン:680円 |
価格(一般コース) | 1ヶ月プラン:1,020円/月6ヶ月プラン:949円/月1年プラン:850円/月 |
無料お試し・返金保証期間 | 7日間 |
サーバー台数 | 非公開 |
サーバー設置国 | 2カ国 |
同時接続台数 | 2~4台 |
良之助VPNは、長期の利用者向けだけではなく、短期利用者のためのプランも用意されています。
最短3日からの短期契約が可能で、短期出張などで必要になったときにピンポイントで利用できます。
サポート体制も手厚く、パソコンでは、リモートサポートも提供してくれています。
メリット | デメリット |
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3日間からの短期プランが選べる 遠隔操作サポートがある | 1ヵ月以上のプランだと割高 サーバー設置国が少ない 無料お試し期間が7日間と短い |
日本企業が運営するVPNサービスを使うメリット・デメリット
日本企業が運営するVPNサービスを使うメリット・デメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
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日本人にとって安心できる サービス改善を要望しやすい | 海外のサーバー設置国、サーバー数が海外大手VPNサービスに劣る 海外大手のVPNサービスと比較すると利用実績が乏しい |
日本企業が運営するVPNサービスを使うメリット
日本企業が運営するVPNサービスを使うメリットは、2つあります。
日本人にとって安心できる
日本企業のVPNは日本人がサポート対応してくれるので、日本人ユーザには安心できます。
海外企業のVPNにも日本語で対応してくれるサービスはありますが、ネイティブではなく機械翻訳での対応がメインです。
日本人のサポートなら、意思疎通の点で不安になることもありません。
アプリで日本語表示がないということもないので、使い勝手の点でも安心です。
サービス改善を要望しやすい
日本企業が運営するVPNサービスは日本人がメインターゲットなので、日本人ユーザーからの要望を聞き入れてくれやすいです。(もちろん、要望によっては実現できないものもあります。)
特定の国からの接続や特定のサービスへの接続ができない場合に、海外のVPNサービスだと改善要望を出してもなかなか届かないことがあります。
海外大手になると、世界の1つの地域でしかない日本の要望だけを相手にしていられないという実情もあるのでしょう。
当サイトから日本企業運営のMillenVPNにいくつか要望を出したところ、しっかり受け止めて改善に努めようとしてくれる雰囲気がありました。
この点は海外VPNとの大きな差別化ポイントになるでしょう。
日本企業が運営するVPNサービスを使うデメリット
日本企業が運営するVPNサービスを使うデメリットは、2つあります。
海外のサーバー設置国、サーバー数が海外大手に比べて劣る
日本企業が運営するVPNサービスは、海外大手VPNサービス(ExpressVPN、NordVPNなど)と比べると、サーバー設置国・サーバー数の点で大きく劣っています。
サービス名 | サーバー設置国・サーバー数 |
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ExpressVPN | 105カ国、(接続サーバー:3,000台以上) |
NordVPN | 60カ国、(接続サーバー:5,800台以上) |
MillenVPN | 50カ国、(接続サーバー:1,300台以上) |
スイカVPN | 25カ国、(接続サーバー:50台) |
セカイVPN | 10カ国、(接続サーバー:非公開) |
GlocalVPN | 15カ国、(接続サーバー:100台以上) |
カベネコVPN | 4カ国、(接続サーバー:非公開) |
良之助VPN | 2カ国、(接続サーバー:非公開) |
日本企業運営のVPNは、「海外にいる日本人に日本のネット環境を提供すること」と「公共Wi-Fiを安全に使うこと」を主な目的としています。
そのため、大部分のサーバーが日本に設置されていて、海外に設置されているサーバーは多くありません。
サーバー設置国や設置数が少ないと、トラブルがあったときの切り替えや、地域制限を回避して見られるコンテンツの数が限られてしまいます。
世界大手のVPNサービスと比較すると利用実績が乏しい
日本のVPNサービスは、世界レベルで見ると利用実績の点で劣るのが現状です。
VPNサービスは、利用者が多いほどサーバーやアプリに投資できるので、使い勝手がよくなっていく傾向があります。
その点では、利用実績が劣るのはマイナス点と言わざるをえないでしょう。
海外のVPN情報サイトで、VPNサービスごとに検索されている回数が公表されています。
上位9つがグラフに記載されていますが、すべて海外企業が運営するVPNサービスです。
FAQ:よくある質問
ここからは、VPN選びでよくある質問に回答していきます。
VPNとは?VPNの仕組みは?
VPNとはVirtual Private Networkの略で、VPN接続をすることですべてのデータ通信を暗号化でき、IPアドレスを偽装できるようになります。
もっと詳しく:VPNとは?何ができる?
VPNの利用に違法性はありますか?
VPNの利用に違法性はありません。
VPNによってIPアドレスを変えることは、合法的な行為だからです。(ただし、ごく一部の国では違法とされています。詳しくは以下の記事をご覧ください。)
もっと詳しく:VPNは違法か?合法か?【VPNの使用を規制している国】
無料VPNよりは有料VPNの方がよいですか?
無料VPNの最大の問題は、セキュリティポリシーが不明確であることです。
最悪の場合、悪意を持って通信データを盗まれる可能性もあるので、セキュリティポリシーがしっかりしている大手の有料VPNの利用をおすすめします。
無料VPNの筑波大学VPN Gateは、信頼できますか?
筑波大学が運営するVPNGateは、日本の大学が運営していますが、「サーバー運営者の素性がよくわからない」「セキュリティ面での危険性・リスクを排除できない」など、安全上の問題があることから、利用をおすすめしません。
もっと詳しく:筑波大学VPN Gateの危険性は?
海外企業運営のVPNサービス(ExpressVPN、NordVPN)を使うデメリットはありますか?
デメリットはありません。
たとえば、海外最大手のExpressVPNやNordVPNは、機械翻訳の日本語で対応してくれるので、日本語のままやりとりできます。
実際に当サイトから何度も日本語で問い合わせをしていますが、問題なくやり取りできています。
VPNを個人で使うメリットはありますか?
個人でVPNを利用する主なメリットは、以下のとおりです。
- フリーWi-Fi利用時のセキュリティを守れる
- 海外から日本のサービスにアクセスできる
- 日本から海外限定のサービスにアクセスできる
- 航空券やホテルを安く予約できる
- YouTube PremiumやNetflixなどのサブスクサービスを安く利用できる
もっと詳しく:個人でVPNを使うメリット・デメリットは?
まとめ
以上、日本企業が運営するVPNサービス6選の紹介でした。